カルシウムをきちんと摂れていますか?

食品に含まれるカルシウムの吸収率は低く、意識しなければ摂取しにくい栄養素です。
また、日本人の食生活の変化やにより、30年前に比べてカルシウムの吸収を妨げる食品(油脂や糖類、リン酸塩など)が増えたほか、魚類や牛乳の摂取量が相対的に減ってきており、ますます摂取しにくくなっています。カルシウムは尿だけでなく、汗からも逃げていきます。毎日失うカルシウムは、毎日摂取することが大切です。

カルシウムの含有率=カルシウムの摂取率ではありません。

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 カルシウムの吸収率は、食品の中に含まれるほかの成分や、種類によって大きく左右されます。

ですので、カルシウムの含有率が高い食材を摂ったからといって、必ずしもそのすべてが体内に吸収されるとは限りません。
例えば、最も吸収率のよいとされている牛乳は、カルシウムの吸収を高めるビタミンDや乳糖などが含まれていることが、体内吸収へ良い影響を与えているようです。
また、それとは逆にカルシウム含有量の割に体内吸収率の低い野菜などは、フィチン酸やシュウ酸など吸収を妨げる成分が含まれていることが影響しているといわれております。

効率よくカルシウムを補給するポイント

●サプリメントや飲料を活用する

マゼカル

カルシウムは1日に必要な量を摂取することが難しい栄養素です。
加えて、現代の忙しいライフスタイルでは、
毎日バランスの取れた食事をとることは難しくなっております。
ですので、食事と食事の間にカルシウムが多く含まれた飲料やサプリメントを摂ることにより、
カルシウムの吸収をサポートしましょう!

 

 

●ビタミンD/ビタミンKなどど一緒にとる

ビタミンD摂取ならしいたけがおすすめ

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、ビタミンKはカルシウムが骨から溶け出るのを防ぐ成分です。これらの成分を含む製品をカルシウムと一緒に摂ることで、効率的にカルシウムの補給と活用ができます。
ビタミンDを多く含む食品と・・・鶏卵、サケ、イクラ、干ししいたけなど
ビタミンKを多く含む食品・・・納豆、小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜

 

●適度な運動をする

ウォーキング

適度な運動は、骨を作る細胞の働きを活発にし、骨を丈夫にしてくれます。また、散歩などで1日30分程度日光を浴びると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で作られます。

 

 

 

●アルコールや塩分を摂り過ぎない
アルコールや塩分を摂りすぎると、カルシウムを尿として体外に排出してしまいます。お酒を飲んだり、塩分の多い食品を摂取した際は、意識してカルシウムを多く摂りましょう。

公開日:
最終更新日:2015/02/20

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