カルシウム不足になるとどうなるの?

カルシウムは体内で様々な働きをしております。 ですので、カルシウム不足になった際の影響はさまざまですが、代表的なものを記載します。

・骨粗しょう症
血液中のカルシウム濃度が下がると、濃度を保つために骨からカルシウムが溶け出し、濃度を保とうとします。

この働きがたびたび起こると、 骨の密度が下がり、弱くなって骨折したり、曲がったり、腰や肩が痛くなる病気です。

腰痛

骨から溶け出すカルシウム量を増やさないためにも、毎日しっかり基準値のカルシウムを摂る必要があります。女性に多いとされる病気ですが、男性にもかかる可能性がある病気です。

・高血圧
カルシウム不足になると、血圧があがりやすくなるということがわかってきました。
血液中のカルシウムが不足し、骨からカルシウムが溶け出す時、そのカルシウムは血管の壁の細胞の中に入ります。
そうすると、血管の壁が縮み血液が通りにくくなります。そうなると、血液を循環させるために強い力が必要になるので、血圧が高くなるのです。

血圧計

 

・動脈硬化
血液中のカルシウムが不足し、骨からカルシウムが溶け出す時、その一部が血管の壁の中につきます。 そのため、血管がしなやかさを失い、結果動脈が硬くなって心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因となります。

・不安な精神状態
脳や神経の働きにカルシウムは欠かせません。
ですので、不足した状態が続くと、ちょっとしたことでイライラしたり、興奮したり。気持ちが不安定な状態になります。ひどい場合は、ひきつけを起こすこともあります。

不安定

カルシウム不足が、現代の子供たちのキレる、無気力、イライラなどの原因のひとつであるとも言われています。

公開日:
最終更新日:2015/01/29

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